


趣旨
かけがえのない古典芸能を過去から現代、現代から未来へとつなげていくシリーズです。古典芸能にとって最も大切なことは芸の継承です。
どんなにその芸が良くても継承が上手く出来ないと、その芸能は途絶えてしまいます。長い時間を掛けて研鑽を重ね、ようやく修得した自分の芸を次の世代に受け渡していく。その積み重ねによって、古典芸能は存続し、輝き続けることができるのです。
伝統の芸をしっかりと受け継ぎ、大切な日本文化の遺伝子としての古典芸能を今の時代に、そして未来に生かす、世代を超えた芸の継承と広がりを披露します。
第四回 古典芸能を未来へ
~至高の芸と継承者~
「狂言三代 野村万作・萬斎・裕基」



日本の大切な古典芸能である狂言の伝統を正しく伝え、現代に生かす野村万作家三代の芸と継承を披露していただく。
人間国宝で日本芸術院会員である野村万作(92歳)の至高の芸。人気と実力を兼ね備えた、いま最も勢いのある狂言師・野村萬斎(56歳)。次代のスターとして期待を集める若き狂言師・野村裕基(23歳)。世代を超えて狂言の伝統を未来へ生かす三代の芸をお楽しみください。
日程 | 2023年8月2日(水) 17:30開演(17:00開場) |
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会場 | 国立劇場大劇場 |
主催:NHKエンタープライズ、「古典芸能を未来へ」実行委員会
制作協力:万作の会
番組
「鮒」 | 野村裕基 |
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地謡:高野和憲・野村太一郎・中村修一・内藤連・飯田豪 |
「通円」 | 野村萬斎 |
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地謡:高野和憲・野村太一郎・中村修一・内藤連・飯田豪 |
「住吉」 | 野村万作 |
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地謡:高野和憲・中村修一・内藤連・飯田豪 |
船頭・舅 | 野村万作 |
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聟 | 野村裕基 |
姑 | 高野和憲 |
撮影:政川慎治 撮影:瀬野雅樹
祖父・野村万作と孫・野村裕基が共演する、古典狂言の名作。
妻の実家に初めて挨拶する「聟入り」に向かう聟が、途中渡し舟に乗るが、酒好きの船頭に手土産の酒樽に目を付けられ、中身を飲まれてしまう。軽くなった酒樽を持ちようやく舅の家に着くが、聟を迎えた舅はびっくり仰天。先程の船頭こそが舅だったのだ。舅は様を変え、顔を隠して聟と対面することになるが…。
池澤夏樹・作
野村萬斎・演出/補綴
国立能楽堂委嘱作品
小吉 | 野村萬斎 |
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才助 | 石田幸雄 |
大鮎 | 深田博治 |
小鮎 | 月崎晴夫・高野和憲・内藤連・中村修一・飯田豪 |
笛 | 竹市 学 |
小鼓 | 大倉源次郎 |
池澤夏樹の短編小説を狂言として舞台化。原作の不思議なテイストを活かしながら、狂言らしい荒唐無稽さ、笑いの要素がさらに盛り込まれています。一方で、物語の描く長い歳月や、意外な結末など、従来の狂言にはあまりなかった表現も。狂言の可能性を拡げる作品です。
休憩
野村萬斎が長年の構想を経て、2021年に世田谷パブリックシアターで初演。ラヴェルの傑作舞踊音楽「ボレロ」と、『三番叟』を軸とする狂言の発想と技法とが結晶し生まれた珠玉の独舞です。
チケット販売概要
公演日時 | 2023年8月2日(水) 17時30分開演(17時開場) | ||||||||||
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公演会場 | 国立劇場 大劇場(千代田区隼町4-1) | ||||||||||
入場料 |
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一般発売日 | 2023年6月5日(月) 10時~ | ||||||||||
チケット取扱い |
いがぐみ https://igagumi.co.jp03-6909-4101(平日10時~17時) チケットぴあ https://t.pia.jp(Pコード 519-639) イープラス 国立劇場チケット売り場(10時~18時) ※窓口販売のみ(電話予約はありません) |
チケットに関する問い合わせ
いがぐみ 03-6909-4101(平日10時〜17時)
会場情報
国立劇場[大劇場] 東京都千代田区隼町4-1
<地下鉄>
半蔵門線 半蔵門駅 下車
6番出口(エレベーター・エスカレーターあり)
1番出口から 徒歩 約5分
有楽町線/半蔵門線/南北線 永田町駅 下車
4番出口から 徒歩 約8分
<JR>
JR 四ツ谷駅から 徒歩 約15分